Interview T.Y

取引先に寄り添い社員に寄り添う社風が命
大江電機は「お困りごと解決企業」です!
山本拓実

T.Y
※名前をイニシャルで表記しています。

 

2004年 営業として年入社
2019年 旧横浜第二営業所 所長
※インタビュー内容は2019年度行ったものとなります。

就職氷河期に大江電機と出会えたこと

大江電機・横浜第二営業所(産機第一営業部)の所長を務めるT.Yさんの入社は、2004(平成16)年4月。T.Yさんは当時の就活状況について、「まさに企業側の買い手市場、就職氷河期の真っ最中でした(笑)」と振り返る。内定を勝ち取るには会社訪問20社30社など当たり前とされた時代だった。

そんな必死の思いで就活に励む学生たちに、一部企業がパワハラ的に対応する問題が噴出したり、学生側の売り手市場が続く近年の就活状況とはまったく違う様相を呈していた。

「私たちの時代は、とにかくどこかに入れればいいという悲壮感が漂っていました。私もそう覚悟していましたが、4年生の春から就活を始めて、大江電機の入社試験に応募したのが7月頃。8月には内定をいただけました。会社訪問自体も大江電機が3社目でしたから、同期の仲間たちに比べれば、かなりスムーズに運んだほうだったと思います。
かといって、どこでもいいからということで大江電機を選んだのではないですよ(笑)。就職氷河期といわれる時代なのに、業務的にも自分の性格と水が合い、無理なく成長させていただけそうな会社と就活早々に出会えたのですから、ほんとにラッキーでした」

就職氷河期に就活の季節を迎えた世代は現在30歳台半ば~40歳台前半。この世代には結局就職できなかった人たち、就職はしても転職を繰り返す人たちが少なくないとされる。

「いわゆる転職漂流現象といわれたりしていますが、そういう言葉を聞くと胸が痛みますね。実際、私はたまたま大江電機に拾っていただきましたけど(笑)、卒業ギリギリまで決まらない友人もけっこういましたから」

面接に遅刻をするもなんとか内定を獲得!

山本 拓実「大江電機に拾っていただいた……」というT.Yさんの言葉には理由がある。

「大江電機との出会いは神奈川新聞主催の合同企業説明会でした。それが6月頃で、たまたま大江電機のブースを覗いたら、みなさんとてもフレンドリーに接してくださいました。また『実家のある横須賀から通える、京急沿線の企業で、営業職』という私の希望に合致する募集内容だったので、早速、面接をしていただけるようお願いしました。

ところが肝心の面接日に、腹の調子が悪くなり、私は遅刻してしまいます。就職氷河期なのに(笑)、『あぁ、これでもう無理だな』と思わざるをえませんでした。面接をしていただいた方にも、さすがに叱られました。

ところが2か月後に内定の知らせをもらえた。嬉しいと同時に『大江電機に拾っていただいた』というのが、本音だったのです」

以来、約15年。T.Yさんは中堅のホープとして、横浜第二営業所の所長を務めている。

「大江電機の顧客は全国展開の企業も多く、全国、時には海外を飛び回る営業マンも少なくありません。しかし、メインはやはり地元横浜周辺のお客様です。
弊社の営業部は産機第一・産機第二・産機第三営業部に区分され、第一営業部は横浜周辺のお客様への対応担当。第二営業部は横浜以外の神奈川県内のお客様担当。第三営業部はそれ以外の本州担当。さらに広域営業部として、九州や韓国など、遠方のお客様に対応している部署もあります。

そして産機第一営業部の横浜営業所には第一営業所・第二営業所があり、第一営業所は産業機械を使う工場などを直接担当しています。私が所長を務める第二営業所は、工場で使われる産業機械を製造するメーカーが主要なお客様となります。仕事的には重複する部分も最近はだいぶ増えてきましたが、大雑把にいえば、そんな感じの区分になります」

大江電機は「お困りごと解決企業」です!

山本 拓実 就職氷河期を乗り越え、入社した大江電機に今のT.Yさんが「あえて自社のキャッチフレーズを付けるとすれば?」と聞くと、「お困りごと解決企業」という答えが返ってきた。

実は今回のインタビューで同じ質問をみなさんにしたのだが、その回答は「悩みに寄り添える商社」(広域営業部・M.Hさん)、「誠実体当たり」(リテールソリューション事業部・A.Kさん)など、取引先への誠実な対応、課題解決を一緒に考えていく姿勢を色濃く反映する回答が多かった。

「取引先に徹底的に寄り添い、困っていることがあればその解決に最大の努力を払うという姿勢は、大江電機の基盤をなす企業理念です。それと同様に、あるいはそれ以前の前提として打ち出されているのが、社員一人一人に対する会社の寄り添い方の強さです。他の社員も触れているでしょうが、《人本主義》という言葉で括られるこの会社の姿勢には、まったく嘘がないと断言できます。

業績を挙げることは企業として当然の目的ですが、業績ありきではなく社員ありきの姿勢を業績に繋げるというのが、弊社の《人本主義》の骨子だと私は解釈しています。

だから私も部下に向かい合うとき、必ず一人一人の状況や資質に合わせた対応を考えます。それは弊社の社風です。社員一人一人の成長が会社の成長に繋がるというのは飾った言葉ではない。もしこの冊子を見て、大江電機に興味をもってくださる就活生がいたら、そのことは声を大にしていいたいですね」