Interview 久我 瑛二

大江電機のエンジニアリング機能を牽引!
Bエンジ部が担うのは大江の未来形の構築
久我瑛二
産機事業部・ビジネスエンジニアリング部
営業

久我 瑛二

2007入社

2019年春に発足したBエンジ部

商社としての大江電機のもつ強みはいくつもある。そのなかで近年、社業の幅を大いに広げる効果を発揮しているのが、エンジニアリング機能の拡充といえる。
顧客の要望に応じ、必要とされる商品の適切かつ素早い仕入れと納入を仲介する商社機能。そこに顧客の生産性向上や品質向上をサポートするエンジニアリング機能が加わることで、商社としての大江電機は別次元に入った。機器類や設備の導入だけでなく、設備の設計・製造・施工・保守にまで至るソリューションの提案をできるマルチベンダーとして、明確に位置づけられるようにもなった。
産機事業本部ビジネスエンジニアリング部に所属する久我瑛二さんは、横須賀工業高校で電気を学び、さらに神奈川県立産業技術短期大学校で電子技術・制御技術・生産技術などを専攻。2007(平成19)年に入社した。
以来、限りなく技術畑に根差したセールスエンジニアとして、大江電機のエンジニアリング機能を推進する役割を担ってきた。
「産機事業本部内にビジネスエンジニアリング部(Bエンジ部)が発足したのは2019年4月。まだ生まれたてほやほやです(笑)。
私は学生時代からプログラミングなどが好きでしたので、セールスエンジニアをやりたいと思って大江電機に入社しましたが、当初は社内体制の区分が、今のように明確ではありませんでした。
ソリューションというより、既製の部品を組み合わせて、トータルでお客様に提案するというような形が多かったですね。
私が入社して2年後ぐらいに、エンジニアリング子会社のテクノエナジーが設立されてからは、ソリューション機能も徐々に確立されていくようになりました。それでも、全体的にはシステムを作るというより、商社機能のほうが強い時代がしばらく続きました。
しかし、ここ数年間で商社機能とエンジニアリング機能がいい感じにかみ合ってきて、工業系の商社としての幅が急速に広がってきたと実感しています。さらに、その結果としてBエンジ部も発足した。自分としては、これからがさらに遣り甲斐のある日々になるのではないかと、楽しみにしています」

生産現場を変えるロボット市場への期待

久我 瑛二Bエンジ部が発足する1か月前の2019年3月、久我さんは《第48回神奈川県中小企業技術者等海外派遣団》に、大江電機から派遣されて参加。ドイツとチェコを8日間にわたり訪問し、ヨーロッパにおけるモノづくり事情の最前線を視察してきた。
「ドイツでは金属加工メーカーや工業見本市、チェコではAI研究で定評のあるチェコ工科大学や、省力化の切り札と期待されている生産現場へのロボットの導入状況などを見ることができました。
Bエンジ部のこれからの事業展開を考えるうえで、産業用ロボットとIoT技術は欠かせない分野です。それだけに、とくにチェコの生産現場におけるロボット導入の現況は、大いに参考になりました」
チェコの生産現場で導入が急速に進められ、注目を集めているのは、生産現場において人との共存が可能な、いわゆる協調ロボット(協働ロボット)といわれるタイプだ。
「日本の生産現場でもロボットの導入はかなり進んでいますが、従来は人との接触を避けるため、柵で囲っておかないと危険なロボットが多かったのです。
その弱点を克服するために開発された協調ロボットは、人と接触したらすぐ動作を止めます。それ以前に動きが小さくスムーズにできていて、危険度が格段に抑えられています。
チェコと同様、日本もこれから人手不足がさらに深刻化していくことは確実ですので、人との共存が可能な協調ロボットの市場性は、非常に高いと思います」

ロボット関連事業は大江の未来への胎動

久我 瑛二大江電機でもすでに協調ロボットを購入し、生産現場への導入提案を模索している。
「Bエンジ部では機会あるごとに、顧客向けにデモンストレーションを活発に行っており、この商機に乗り遅れないよう、一生懸命に頑張っています(笑)。
しかし現実問題として、ロボットを軸にした提案を、ソリューションとしてお客様に呈示させていただくためには、まだまだ社内にそのノウハウを蓄積していく必要があります。
今は正直なところ、協調ロボットのデモンストレーションを行い、購入を希望されるお客様には販売を行いつつ、さらにこの事業を『その先』に進めるための方法を、こちらも一生懸命に勉強させていただいている、というのが現状です。
Bエンジ部としては、お客様とのキャッチボールのなかでニーズを探り、ご要望をお聞きすることで、自分たちがしなければならない具体的な課題・命題を与えていただいているという形です。
同時にいただいた課題・命題について、今はまだ応えることができないにしても、それを出来るようにするにはどうしたらいいのか。それを常に想定しながら、新部門としての本格的な稼働を目指しているところです」
大江電機の《未来》への胎動の一つが、ここにある。