Interview A.K

キャッシュレス時代に不可欠なPOS・KIOSK端末
RS事業部が大江電機の新たな地平を切り開く!!
日下純

A.K
※名前をイニシャルで表記しています。

 

2015年 営業として入社
※インタビュー内容は2019年度行ったものとなります。

これから旬を迎えそうなRS事業

A.Kさんが所属するリテールソリューション(RS)事業部は、2016(平成28)年に設置された。大江電機では最も新しい部署の一つで、今後の成長が新たに期待されている部門だ。RS事業部が扱う商品(ハード)は、POS端末やKIOSK端末、QR決済専用キャッシュレス端末などが中心。とくに消費税増税に伴う軽減税率の導入や、キャッシュレス決済への動きが顕著になり始めた2019年10月以降、複雑化する一方の決済業務を助ける端末への需要は、人手不足解消の意味合いも含め、高まるばかりだ。

「弊社RS事業部にも、消費税が上がり、軽減税率が導入されてから、お客様からの問い合わせが急激に増えています。

弊社のRS事業はもともと国内遠方や海外のお客様を担当する広域営業部の一部門でした。そこから消費増税が決定的になった2016年、改めて事業部として独立した経緯があります。私は2015(平成27)年の入社後に広域営業部に配属され、海外部門を担当させていただいていましたが、RS事業部の立ち上げとともに担当となりました」

RS事業部は発足から日が浅いこともあり、部員はまだ5人しかいない。だが「発足からずっと下っ端だった私の下に、昨年、2人の新人が加わりました(笑)」と語るA.Kさんの言葉通り、消費増税の実施1年前に陣容が強化されている。

POS端末はスーパーのセルフレジなどでおなじみだ。商品のバーコードを読み込み、複雑な精算業務をやってくれる。KIOSK端末は回転寿司や牛丼専門店などの飲食店でよく見る。注文と精算を人を介さずに行える優れモノで、最近では理美容室などでもよく見かける。サービス・オプションの多い業種ほど便利な端末といえるが、RS事業部の仕事は、こうしたハードの販売に留まらない。

日本最大級の理容室チェーンとも契約

日下 純「弊社のお客様は飲食店や理美容室、小売店などの店舗が中心です。しかし、これらの業種は同じPOS端末やKIOSK端末を使う際にも、メニューの数やサービス・オプションの種類が個々の店によって違ってきます。軽減税率の及ぶ範囲も業種やサービスメニューによって違います。店舗の個性に応じたソフトの導入がどうしても必要になってきます。

しかし、そうした多様なオプションに応じられる万能ソフトはないため、メーカーさんの協力のもとに、弊社で独自に開発するケースも少なくありません」

たとえばそのような観点から提案営業を行った結果、A.Kさんは、日本最大級の理容チェーンとの取引を成立させている。

「そのお客様はいわゆる低価格の理容室チェーンです。散髪にも子供向け、大人向け、シニア向けなどの区分があり、特殊な調髪も多数ある。さらに顔そり、ブロー、眉毛カットなど、オプションの組み合わせも多彩です。

そうした多様なサービスの注文や精算を、独自のソフトを導入したPOS・KIOSK端末で実施することの効果は、それらを人手を介さずスピーディーに行えるということだけではありません。回転寿司などの注文がそうであるように、端末が相手だと恥ずかしくないのでオプションをついたくさん付けてしまう効果などがある(笑)。理容室に限らず、営業する際には独自のソフト開発を行い導入することで、そうした多彩な効果が得られるという事実を、具体的なケーススタディに基づいたご提案として、お客様にご呈示します」

理に適った希望にはサポートをくれる会社

日下 純 そんなA.Kさんと大江電機との出会いは偶然から生まれた。A.Kさんは大学の4年次を休学し、台湾に1年間、語学留学している。

「学生でいる間にできることを、いろいろやっておきたいと思って、親には無理を聞いてもらい、映画などを通じて親しみを覚えていた台湾に行かせてもらったのです。

行って良かったと思いましたね。語学学校ではいろいろな国から来た、いろいろな考え方の友達がたくさんできました。そして就職するなら、外国の人たちと交流できるような仕事をしたいと考えるようになりました。

大江電機との出会いは、卒業まで3~4か月という時期に、母校(神奈川大学)で行われた企業の合同説明会です。のんびり構えてろくに就活していなかった私は、たまたま覗いた大江電機のブースで台湾留学のことや、外国と交流できるような仕事をしたいと希望を話したところ、それならウチに来なさいと(笑)。ウチには海外との商談を担当する広域事業部があり、POSでは世界一の性能を誇る韓国メーカーとの取引もある、台湾企業との取引もあると聞き、面白そうだなと興味を惹かれました」

RS事業部になってからは、海外出張をする機会が以前よりは減ったそうだが、「いずれそういう取引の機会を自分で営業し、改めて創り出せばいいこと」とA.Kさん。

「大江電機は大手企業ではありませんが、本人次第でそのように、いくらでも可能性を広げられる職場です。会社もそれが理に適ったものであれば、一人一人の希望や可能性に沿ったサポートを惜しみなくしてくれます。

これから就活する際に、会社の規模に関係なく、自己実現したいテーマを求めたいという人にはぜひ、お勧めしたい会社です」