やったぜ富士登山レポート20 番外編

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大江電機第20回富士登山番外編感想文 大江光正

2000年から続けてきた大江電機富士登山。今年で19年目、第20回目の開催となります。1度だけ大雨のために登山を中止したこともあり、実際の登山は19回目となります。昨年で大江電機富士登山のリーダー役を降り、今年からは阿南隊長に役割を引き継ぎました。阿南さんご苦労様でした。

任せたら見守ることが私の役割ですが、「今頃は登り始めた頃、天候はどうだろうか、苦しんでいる人はいないだろうか」なかなか抜けないものです。これから直面する社長交替後も同じような思いをするのだと思います。

私は1999年51歳で初めて富士登山に参加し、古希の今年で20年目を迎えます。7月14日の誕生日を富士山山頂で迎える予定でしたが、還暦野球の試合と重なり、7月22日に登頂し、赤岩八号館に宿泊しご来迎を拝んで下山してきました。

今回は、妻の小華と娘婿の修久君と3人、久々に山小屋に宿泊、下山は御殿場登山道を利用と今までとは違った富士登山でした。妻の調子が上がらず8合目から御殿場登山道へ移動して、赤岩八号館からは修久君と2人で御殿場登山道にて頂上を目指しました。この道は初体験、下山時は30分で小屋に到着しましたが、上りは火山灰の砂地に足を取られながら一歩一歩喝を入れながら悪戦苦闘の90分でした。御殿場道の上りはきつい。

「婿さんに、弱い義父の姿は見せられない」70歳の爺さんでも意地があります。頂上の鳥居前は変わらぬ景色なのですが、山頂の土産物店・郵便局は14時で閉店です。郵便局から古希登山記念のはがきの発送が出来ず。浅間神社で、20年続けられた感謝と大江電機社員・家族・カンボジアの子供達・野球の仲間達の健康と幸福を祈願しました。

赤岩八号館、皇太子殿下が宿泊されたことのある山小屋。夕食のカレーは手作り、朝食には味噌汁に目玉焼き、スタッフの皆さんも丁寧な対応をされていました。日の出は4時35分頃、日の出前の朝焼けに染まった空の雲には感動。スタッフの方も日の出前のこの景色が楽しみで山小屋の仕事を続けていると言われていました。頂上を目指さなくても、泊まる価値のある宿です。

下山は御殿場道の大走りを経由して宝永山横を下って、富士宮口6合目・五合目駐車場に到着しました。この道は皇太子殿下が上られたとのことでプリンスラインと呼ばれていますが、挑戦は避けるのが賢明ですね。

家族での富士登山、調子悪けりゃ途中で止めればいい。気楽なものです。子供の頃から役割を背負って生きることに親しんできたためか、何か違和感を覚えるのですが、今までとは違う楽しい富士登山になりました。

還暦登山では富士浅間神社から昔の登山道で山頂を目指しました。古希の今年は再度挑戦と思いつつも、富士宮5合目からスタートさせました。10年の時間により確実に体力が低下しています。でも気持ちは自分と向き合って登山を続けてきました。現実を受け入れながらも、現状に妥協せず、日々の挑戦を続け行くこと。20年間、富士山からの教えです。

70歳で最後にと考えていた富士登山でしたが、富士山が気になったら「ふらっと」と出かけてみるのもいいかな、何となくそんな気分ですね。

そんな思いを持たせてくれた修久君・小華、ありがとう!