やったぜ富士登山レポート11

大江電機第11回富士登山社員感想文
実施日:2009年7月18日(土)

大江 光正
今年の天候不順の影響なのか強風と冷たい横殴りの雨に打ちのめされ、初参加された方々には劣悪の環境下での苦しい登山になってしまいました。
北海道でのツアー登山で犠牲者が出た直後であり、怪我や事故の無いように目配りしながら歩を進めて行きました。
関さんの体調が悪く、新7合目の小屋に川口君を付き添いとして残し、悪天候の中を8合目まで進みました。天候は悪化するばかりで、この先は断念しようと考えましたが、最後まで挑戦したいメンバーもいて、個々の意思を尊重して希望者のみ山頂へ向かいました。(リーダーとしては甘い判断だったと反省しています)
9合目から上は、気温も下がり立ち止まると急激に体が冷え込んできます。
ここで座り込んだら北海道と同じ事になってしまいます。
山小屋での休憩時間を最小限にして、一気に山頂まで歩き通しました。
両手は凍えて震えが止まらず、山頂の山小屋の暖かかったこと。自分自身の決意によって山頂を目指したメンバーは、精神的にタフでしたね。
結局15時過ぎには五合目に到着したので、過去の最短時間で往復したことになりました。

休憩すると寒くて我慢できなかったのですが、このペースで歩き続けたのは立派なものです。
今回は経験者が多く参加者も少ないので、緊急用の雨具や衣類等も持たず、私の荷物も最小限で参加してしまいました。
直前の登山事故を目にしながら、準備不足を露呈してしまった。
慣れの怖さを実感した第11回でした。
翌週に本年2回目の富士山に出かけました。
今度は富士山9合目・8合目で2人が死亡して発見されたニュースに驚いた直後なのに、天候は前週よりもさらに悪化。
強風にさらされ、大雨に打たれ、合羽内部に雨が浸み込んで動かないと寒くて体が震える。
幸い、先週の体験により荷物は全てビニール袋に詰めて於いたので、山小屋で着替えも出来た。
事前準備の重要さを改めて実感しました。
同伴者が顔面蒼白・震えが止まらずの状況に9合目で登頂を断念。
11年間続けられるのは健康である証拠。
強く産んで育ててくれた両親に感謝です。
第一目標は連続20年!

阿南 宏司
参加メンバーの皆さんお疲れ様でした。
当日の天気は最悪、個人的には4回目の挑戦でしたが、文句なしで最も過酷だったと思います。
何度か経験しているにも関わらず、防寒対策・雨具の不備が苦しい登山を更に厳しくしたのだと思います。事前準備の重要さが身に染みた次第であります。共に山頂までたどり着いたメンバー皆さんあっぱれだと思いますが、とりわけオムロンから参加の女性2名;奥田さん・馬場さんは立派。
経験浅い(奥田さん2度目・馬場さん初)にも関わらず黙々と文句も言わずに歩き続けておられました。
富士山にまで来てマタ女の強さを垣間見た気がしました。
川口さん・北村さんは果敢に再チャレンジして欲しいと思います。
テッペンは“嬉しい!”ですよ。(下山は大変だけどね!)

沖田 秀憲
学生時代に山梨側から1回、入社後に静岡側から3回登りましたが、今回はなんともいえない達成感があります。
嵐の中の8合目、周りの空気は完全に下山モードでした。
そこを敢えて空気を読まずに進んだのが、頂上まで登れた要因だと思います。KY(空気読めない)という言葉が流行っていますが、時と場合によっては(嵐の中こそ?!)、思い切って読まない方が成功する事を学びました。
山登りをするたびに自分を試されているような感覚になります。
勝つも負けるも自分次第ですね。

佐久間 佑樹
今年はずっと雨&強風。
ズボンは凍り、靴の中や軍手はびしょびしょ、あげくにはカッパも水漏れ。
過去4度の富士登山経験上ぶっちぎり一番辛かったです。
しかし、今回の富士登山で初めて学んだ事も多々あります。
辛かった分だけ達成感っ!!

三科 勇輔
今回2回目の富士登山チャレンジでしたが、昨年のお天気とはうって変わって横殴りの大雨の中、ゴールの見えない中歩を進めていくのは大変な忍耐力を必要としました。
8合目でのリタイアという形になってしまいましたが、下山中、中途半端な形での終幕に悔しくてたまりませんでした。
来年は、今年の鬱憤を晴らす意味でも、どんな状況でも上り詰めていきます!
来年もまたよろしくおねがいします!

北村 美穂
登山は初めての経験で、期待が半分、不安が半分といった気持ちで当日を迎えました。天気の影響もあり私は8合目で登山を断念しましたが、今は悔しくて仕方がありません。
なぜ、あの時もう少し頑張ってみなかったのかと後悔だけが残っております。しかし悪天候にも関わらず、最初の方は景色が良く眼下に広がる素晴らしい雲海に、言葉には出来ない程感動した事は忘れられない良い思い出です。
登山中はすれ違う人たちと挨拶を交わし勇気付けられました。
もっと体力と強い精神力を身に付け、次回も挑戦したいと思います。
「もうダメだ」が「でも頑張る」に変わるように次回までにタフな心を手に入れたいと思います。
そして、出来る事ならば天気が良くなる事を切に願っております。

川口 明
先日は皆様お疲れ様でした。
私自身は7合目でのリタイアでした。
関様の付添という形でしたが、続けても登頂できなかったかもしれません。
靴が登山用のものでないなど、山を甘く見ていました。
事前準備をもっと徹底し、来年また挑戦します。
「雲の上の存在」という言葉がありますが、登山口である5合目は既に雲の上でした。
そこから頂上を見るとさらに雲がありました。上には上がいます。
また、登り始めは体力があるため、「もっと速いペースで登りたい」と思っていました。
しかし、じっくりと体を慣らし高山病を防ぐ為には、とにかくゆっくりと登るのが大切だという社長の言葉がありました。
しっかりと頂上を見据え、じっくりと高みを目指す。
「登山は人生と似ている」というのは本当だなと思いました。

 

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