やったぜ富士登山レポート07

<大江電機第7回富士登山社員感想文>
実施日:2005年7月30日(土)

大江 光正
昨年の第二グループ(第6回)は雨天の為に登山を断念にすることになり、今回はまず天候を祈って本社をスタートしました。終始太陽が雲に隠れて、眼下に広がる雄大な景色を堪能することはできませんでしたが、登山をするにはいいコンディションだったと思います。
残念ながら、亀井君が早い段階で高山病に襲われ、八合目で休むように話しましたが「何とか挑戦をしたい」のと強い意志で頂上を目指したのですが途中で断念するように指示しました。悔しくて涙を流している姿を見て「いい経験をしてくれた」と後ろ髪を引かれることなく彼と別れました。
仁藤君に先頭を任せ、最後尾から皆の様子を見ていましたが、沖田君の足取りは際立っており、非常に軽快に歩いている姿が印象的でした。
頂上では希望者を剣が峰の最高地点に案内し、満足そうな表情を写真に収めて戻ってきました。頂上で体調を崩していた古賀君・秋山君も下山は元気に歩いてくれました。中村君は結構強かったように思います。
下りで秋元君が苦労しました。登りで完全に体力を消耗して、自分の足に力が入らない状態でした。何度も何度も尻餅をついて、ズボンや破れ泥だらけになって歩を進めました。草野君は秋元君のリックを背負い、国宗さんと音瀬さんがサポートしてくれました。登った山は自分の足で降りるしかありません。観光登山と言われても、富士山は日本の最高峰ですから下りは本当に長く感じます。足を引きずって4時間半、結局は自分の意思と足で登山口にたどりつきました。
今回も参加者一人一人の富士登山体験が思い出として残っていると思います。
日本一の山に自分の足で登った体験を何かに活かせてくれれば研修登山の意義があります。ゲストで参加いただいたオムロン国宗さん・高橋さん・音瀬さん、松下電工高橋さん・大平さんには何かとご配慮を賜りありがとうございました。
最後に唯一社内の先輩社員として自主参加をしてくれた草野君に感謝します。

仁藤 拓也
初めて富士山に登りました。今回登って感じたこと、思ったことを3つほどあげたいと思います。
1つ目は、自分と向き合いあきらめずにやり遂げることができたということ。
最後(九合五勺からは本当に苦しかった)は、ゆっくりと息をしながら登り、自分の内面と向き合い、苦しいながらもなんとも言いがたい安寧を感じました。自分でもびっくりでした、あの感覚は。普段の生活では感じることが無かったです。
2つ目は、登った14人全員がまわりに目を配り、協力して登ることができたこと。山は一人で登るものだと思っていたが、周りの協力無しでは登ることができないということを感じました。
3つ目は、下りが意外と楽しかったこと。皆が言うほど苦ではなく、滑るように降りることができ、一番楽しかったかもしれません。
この経験を普段の生活でも生かしていきたいと思います。

沖田 秀憲
学生時代に一度登って以来、自身二度目の富士登山でした。
学生時代に登ったときは、観測所のある3776m地点へは天候不良で行くことができなかったのですが、今回はその悔しさを晴らすことができました。
日本の誰よりも高い場所にいる瞬間を味わえたのは本当に本当に嬉しかったです。
また、登山病で苦しんでいたメンバーが意志を貫き、最後まで下りきった姿に感動しました。
富士登山には人生に通ずる何かがあるのだと思います。
富士登山の達成感、登頂することから生まれる自信、登山後のビールは最高です。またチャレンジします!

古賀 良樹
富士登山の1週間前くらいまでどこを怪我すれば行かなくてすむのか真剣に考えていましたが、実際に行ってみると楽しく、とても貴重な体験が出来たと思っています。
曇っていたにもかかわらず、かなり顔が日焼けしてしまいました。1番の感想は顔が痛いという事です。いつかまた登る機会があれば、日焼け対策をし涼しい顔で登って降りてきたいです。

秋元 淳
登る前は、今まで得てきた体力を持ってすれば、大丈夫だろうと考えていました。しかし、富士登山は体力があるだけでは、登れませんでした。
高山病、山の登り方などの知らない事があり、体力の問題でない事で大変であると思いました。
私の登り方だと、膝に負担が掛かりすぎて足を壊すところでした。膝がガクガクして力が入りませんでした。
そのような中、社長、草野さん、通りがかりの方などのアドバイスや、サポートを頂き、何とか、山頂まで登り、下山することができました。今までの経験でもそうでしたが、仲間のありがたさを感じた富士登山でした。頭が痛くなったり、気分が悪くはなりましたが、今まで見たことのない美しい風景を見ることも出来、素晴らしい経験になったと思います。

秋山 健一
登山開始直前の社長の指導通りゆっくり登って行ったはずなのに、八合目から少しずつ頭が痛くなり九合目で高山病になり、情けなく悔しいのと、それから頂上まで行けるのかという不安が同時に訪れました。
そんな場面で、社長が声をかけてくれました。ゆっくりあせらず自分のペースで行けばいい、そして頂上はすぐそこだ頑張れと。
社長に後押しされながら、皆さんより少し遅れて本当によちよち歩きで頂上へ向かいました。そして、やっとの思いで山頂まで辿り着くことが出来ました。
爽快感はあとでやってきました。五合目まで降りてきて山頂を見上げたときは、やはり感動しました。登山から帰ってきて日が経てば経つほど、そんな思いが強まっています。
日ごろ感じない感覚を味わうきっかけを作ってくれた社長に、とても感謝しています。山頂までは、絶対に登ってやる!という気持ちだけで、本当に気力だけで登った感がありますが、諦めない気持ちを再認識しました。本当に諦めなくてよかったです。最後になりましたが、社長本当にサポート有難うございました

亀井 太郎
今回の富士登山を終え率直の感想として、悔しいの一言に尽きます。
過去に登山として経験したのが大山と大雄山でしたが、まあ大丈夫だろうという甘い考えを持っていた部分もあり、結果あんなに登山が苦しく、高山病がきついものとは思いもよりませんでした。
大江電機での富士登山経験者でリタイヤした人もいないということで、フラフラになりながらも自分なりに頑張ったつもりでしたが、リタイヤということになりまして、非常に悔しい思いをしました。
しかし、登頂は叶いませんでしたが感動した部分もあります。
一つは雲海です。今までは飛行機の中からしか見たことがなく、肉眼で見られたことに感動しました。
高所恐怖症なので多少、びびったりもしましたが・・・。
もう一つは雷です。自分の真横で雷が鳴りました。今までは雷は空の上、当然自分の遥か上で起こるものだったので真横で鳴ったときは、もうなんと表現してよいものか。
今回の富士登山では様々な経験ができ、自分自身にも今後どのような影響がでるか楽しみでもあります。
ただ当面の目標として、ダイエット!それと体力を付けるための運動!に励もう!・・・かなと思う今日この頃です。
そして、来年は是非ともリベンジを図りたいと思います!!

中村 晋也
今回初めての挑戦だったわけですが、山頂まで登ることが出来まして、まずはほっとしました。
途中8合目くらいから、頭が痛くなり息が切れる事が多くなった時は標高の高さを体で感じました。残念ながら、下の景色は雲に覆われ見えませんでしたが逆に雲の上に立っているような気分を味わえて爽快でした!
登る前から、けっしてなめていたわけではないのですが、思った以上に日焼けをしてしまって今となっては対策をしておけばよかったと、少し後悔をしています・・・。ただ、改めて挑戦してよかったなと、率直に思います。

草野 勝彦
今回5年振りに挑戦してみてやはり予想通りに厳しい登山でした。
本来は皆を引っ張ていく立場でしたが、逆に新入社員及び仕入先の方々に励まされてなんとか登りきる事が出来ました。登りきった事で体力的・精神的にもまだまだやれるという自信がつきました。
今回も登下山時に楽しむという余裕がありませんでした。来年かどうかは分かりませんが、次回挑戦時には事前準備を万全に行い少しでも余裕を持って登れる様になりたいと思います。
登山から一週間経ちますが、まだ一度も富士山を眺めておりません。この後富士山を見た時にあの山を制覇したという達成感に酔いたいと思います。

 

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