新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様にとって、健康で幸せに満ちた一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

2023年、新型コロナウィルスとの戦いが続きましたが、ようやく5類に分類されたことから町には人流がもどり交通機関や宿泊施設は賑やかさを取り戻しています。また急激な円安が進みインバウンド需要が高まり、輸出型企業には追い風になるなど、経済全般に渡り緩やかながら景気動向も回復してきました。結果として春の賃上げは30年振りの3%台となり平均株価も年間で28%上昇となりました。

日本中の話題を独占したのは野球の大谷翔平選手と将棋の藤井聡太さんです。大谷選手はWBCで14年振りに日本を優勝させ、メジャーリーグでは投打に活躍し、本塁打王、満票での2度目のMVP受賞、そして巨額契約でドジャーズ移籍と連日マスコミを賑わせました。29歳になっても大好きな野球に打ち込み続ける大谷選手の比類な純真さに日本人も米国人も魅せられています。藤井聡太さんは21歳2ケ月で初の8冠を獲得し、将棋の世界の頂点を極めました。藤井さんも大好きな将棋を探求しAIからも学ぶ姿勢には感動させられます。

年末には一人当たりGDPがイタリアに抜かれG7の最下位に転落しました。円安の影響はあるにしても世界2位のGDP国家へ上り詰めた勢いを失ってしまいました。また年間の自動車輸出台数が中国に抜かれ2位に転落との記事にも衝撃をうけました。EV車市場で圧倒的な強味を持つ中国が欧州やアジア圏で販売台数を増やし、日本メーカーの牙城を崩しています。

2024年は生成AIが企業や家庭に浸透し、業務プロセスの急速な変革が起こり、一部の業務では人の介在が不要となって業務シフトが避けられなくなるよう思えます。サムソンが同時通訳付きのスマートフォンを販売すると年末に発表しました。自動運転の自動車も運用が始まります。技術の著しい進歩が日常生活を変え、ビジネスの世界も変えてしまいます。
そんな中でも、大江電機は「信頼と誠実さを第一に、お客様の課題解決パートナー」として日々努めてまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

2024年元年 大江電機株式会社 代表取締役社長 大江光正