やったぜ富士登山レポート22

<大江電機第22回富士登山社員感想文>
実施日:2022年8月6日

やったぜ富士登山レポート22

2022年大江電機富士登山を終えて テクノエナジー 那須野亮

まず初めに企画・運営をして下さった阿南社長ありがとうございました。
私の富士登山は今回で2回目となります。1回目は14年前に友達と登ったのが初めで、その時の写真を見返したらタンクトップで登っていました。かなりの軽装備ですね。

今回の富士登山ですが、14年ぶりに前回とは違うこの会社のメンバーで登ったらまた新たな発見があるかもしれないと思い立候補をさせて頂きました。その際、周りの皆さんも巻き込んで申し訳ないです。

本番に向けての予行練習として7月17日に箱根の『金時山』へ登りに行きました。曽我君、FTCの長倉さん、杉山君と登りに行きました。(中山さんは出張で行けませんでした。)金時山は1時間半で登れる山ですが、岩がゴツゴツしていて急な斜面なのでちょうどいい練習場となりました。杉山君の靴がそこで壊れたので、予行練習のおかげで当日にその靴で登らずにすんで良かったです。

さて富士登山当日ですが、結論から言いますと富士登山よりもバスでの車中泊が一番辛かったです。4時間色んな態勢で目をつぶっていましたが、目をつぶっているだけで寝られたかどうか不明です。早く朝になってくれと願いながらめちゃくちゃ長い4時間でした。

朝になり登山開始となり、自分が先頭を歩く事になりました。後ろが離れないようにペース配分を意識しつつも、今回は一眼レフでの写真撮影をメインに考えていたので、先頭のおかげでたくさんの写真を撮る事が出来ました。

天候にも恵まれ、終始皆さんと楽しい登山が出来とても感謝しています。
一緒に登頂された皆さん本当にお疲れ様でした。また今後も宜しくお願い致します。

 

富士登山感想文 テクノエナジー 中山大輔

今回、人生初の富士登山でした。
前日まで正直あまり登りたく無いなと言う気持ちと自分の体力にあまり無いと言う不安がありましたが、いざ、登頂が始まると、何とかなるだろう精神で行きました。

きつい時には、皆さんや他の登山客様に、お声をかけていただきそれを、励みにしたり目的を、確認しあきらめず一歩一歩確実に足を進めていったら確実に、目的地に、着くのだと思いました。改めて周りの人たちに自分は、支えられているのだと再認識しました。頂上に、たどり着いた時は、ヘトヘトでしたが、富士山を、登頂したのだと言う達成感と下界に広がる雲海がとても幻想的でした。

下山は、登るよりもつらいと言われていたのですが、自分は、そこまで、つらいと感じあまりしませんでした。(他の人とは、感覚がズレているかと思います。)

今回の、富士登山登頂で、一つ自分の中で、日本一の山、富士山に自分が登頂したのだと言う自信が、持てました。
富士登山企画を、開いていただきありがとうございました。

 

第22回大江電機富士登山を終えて テクノエナジー 杉山一帆

今回、人生初の富士登山に参加させて頂きました。当日の天気は非常に良く見晴らしの良い状態での登山を行うことが出来ました。

登り始めの6合目、新7合目とグループに付いていけていたのですが、元祖7合目を越えてからは、足がつりそうになったり息が続かなかったりと、徐々にグループから離れてしまいこんなんで山頂に行けるのだろうか…。と思いましたが、途中途中の山小屋で見る景色が目に入り、この景色を山頂で見たらどれだけ綺麗なのだろうと、自分を奮い立たせ何とか山頂に着くことが出来ました。

山頂では、ずっと先に広がる雲海が見え、それは正に絶景で、近くには火口付近があり、日常から離れたものを見ることができ、それらの余韻に浸りながら食べるカップラーメンは家で食べる物とは違い絶品でした。

今回の富士登山を行ったように普段から様々なことに挑戦し、成長していく姿勢を忘れないよう今後の仕事に繋げていきたいと思います。

 

2022大江電機富士登山感想文 広域営業所 佐野靖也

まずは、皆さんお疲れ様でした。
ならびに、このような機会を作って頂いた大江社長、全体を取りまとめて頂いた阿南事業部長、先頭で牽引して頂いた那須野さん、そして最後まで諦めずにやり遂げた皆さんありがとうございました。

私自身、富士登山が今回初めてというのもあり、不安と緊張を感じながらのスタートでした。登っていくにつれて、酸素が薄く足場も悪くなり、傾斜も急になっていき、正直何度もやめたいと心が折れそうになりました。しかし、そんな中でも他愛もない会話やお互いに声を掛け合い、助け合える仲間がいたからこそ、無事に登りきることができました。また、「愚行移山」この言葉が今回の私のテーマだったのですが、富士登山はまさにこの言葉そのものであったと感じます。地道ではあるが、根気強く一歩一歩着実に進み、山頂を目指す。そして諦めず、山頂にたどり着いた者だけが景色という成功を収めることができる。そんな山頂からの景色は格別でした。

今回の富士登山は、今後仕事を覚えていく中で根気強く頑張ることの重要さを学ぶことができました。このことを胸に刻み、感謝の気持ちを忘れず、日々精進して参ります。

初めは不安な富士登山でしたが、振り返るととてもいい経験になりました。
そして何よりもやり遂げた後のビールは最高でした。ありがとうございました。

 

第22回富士登山 感想文 RS事業部システム課 臼井真一

今回の富士登山は、私にとって、人生初の本格的な登山でした。
挑戦するからには、頂上まで登りきりたいと強く思い、参加いたしました。
しかし、自然は厳しく、登るにつれ、酸素が薄くなり、今まで感じたことのない、
息苦しさを感じました。

7合目を超えたあたりから、次の合までの距離がすごく遠くに感じ、体調を考えると頂上まで登ることができるのか、不安に感じることもありましたが、一歩一歩、歩みを進めることに集中し、無事登頂することができました。

富士の頂から眺めた雲海は、見渡す限り、ぎっしりと水平線まで広がりとても雄大でした。圧倒的な自然の姿を目の当たりにし、何か胸に詰まったものがスッと消えるような清々しい感じがしました。道中、険しくも、励まし合い、16人全員で無事登頂を達成できたことは、金の思い出です。

今回の富士登山がなければ、富士山にいつか登ってみたいと思うだけで、実際に登ることはなかったかと思います。
人生一度きり、いつかやろうではなく、今やろうとの意気込みで、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
この度は、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

富士登山感想文 横浜第三営業所 山田雄志

私は今回の富士登山を経て、多くの方に支えられながら日々の生活を送ることができていると実感しました。

半年前までほぼ毎日運動をしていたこともあり、なんだかんだ登れるだろうと富士登山を甘く見ていました。しかし、現実は甘くなく完全に富士山の洗礼を浴びることとなりました。想像以上にきつく、高山病と酸素の薄さで心が折れ、諦めそうになりました。それでも共に上ったメンバーや同期が、ペースを合わせ、声をかけ続けてくれたことで何とか頂上まで登りきることができました。

一人では決して上ることができない、挑戦しようとも感じなかった富士登山ですが、周りの支えがあったおかげで、山頂からの日本一の景色を拝むことができたと感じます。これは日常生活や仕事にも当てはまることであり、自分が成果を出す、挑戦できるのは誰かの支えがあってのことであり、そのことを忘れてはならないと感じました。今後の生活でもそれを肝に銘じていきたいと思います。

この度は、富士登山の機会をいただいた大江社長、当日の指揮を執っていただいた阿南事業部長、先導の那須野さん、本当にありがとうございました。

 

富士登山感想文 御殿場営業所 曾我真優

私は今回の富士登山を経て、準備することの大事さを学ぶことができました。

自分自身、小学生の時に途中まで富士山に登っていたこともあり、高山病にさえならなければ、簡単に富士登山を完了できると考えていました。しかし、本番では下山の際に熱中症のような症状に苦しみ、考えていたより余裕がありませんでした。登山中の天気が非常に良かったこともありますが、帽子や塩分、糖分を補給できるようなものを準備していないことも、大きな原因になっていたと思います。何とか、富士登山は無事に終えることができましたが、自分の準備不足に足を引っ張られる形になってしまったことが、富士登山で唯一悔しい点です。

富士登山を通してよかったと感じることは、普段話す機会のない方々と話すことができたことです。御殿場営業所ということもあり、本社の方々とかかわることが少ない自分にとって、とてもよい機会となりました。準備は、富士登山だけでなく、日常生活や仕事うえで大事なことだと思っています。今回の失敗を教訓として、準備を怠ることのないよう、人として成長していきたいと思います。

 

第22回 大江電機株式会社富士登山に参加して 社長室 浜谷勉

「横浜から富士登山に来ていた男性会社員(54歳)が途中で動けなくなり緊急搬送されました」。
初めての富士登山で、こんな記事になることだけは避けたい、参加したみんなに迷惑を掛けてはならないとの思いが当初から強く、とにかく自分の足で山頂まで登りそして戻って来られたことに心底ホッとしています。1か月前から週末のランニングを頑張った甲斐がありました。とは言え、6合目はまだ余裕もありましたが、徐々に景色が変わり大小の石だらけで歩きづらく、8合目以降は更に傾斜がきつくなり、最後の方はほぼ四つん這いでクタクタの状態。やはり日本一の山、“甘くない”ということを痛感しました。それでも、全員が山頂まで行くことができたのは、阿南隊長の適切な指示と行程管理、それに隊列を先導してくれた(その上写真も撮りながら)那須野さんの絶妙はペース取りがあったからこそであり、ペース配分の大切さを強く感じました。本当にありがとうございました。そして、標高差1,300M以上、先が長く心が折れそうになるので途中から上を見ないようにしていましたが、小さな一歩でも歩みを止めなければ、確実にゴールにたどり着くことができることを、身をもって体験できたことが何より収穫となりました。やはり、富士山は「正直」でした。苦労して登り切ったご褒美は日本一高い場所からの大パノラマ。青空と眼下に広がる真っ白な雲海、力強さのみならず怖さすら感じる山頂火口。人間なんて本当にちっぽけな存在なんだなぁと感じながら、今回の富士登山に参加した目的の一つである「登頂の達成感」を十分に味わうことができました。

もう一つの参加目的である「社員交流の輪を広げること」は、コロナ禍での制約もありましたが、何より話す余裕がなかったというのが本音。それでも、励ましあいながら、ほぼ丸1日苦楽を共にできたことで交流が深められたのではないかと思います。唯一の反省点は下山時がオーバーペースになってしまったこと。登頂成功で気持ちがよくなって、多少調子に乗ってしまい、「早く下山して休みたい」というわがままもあったと思います。徐々にペースを上げてしまった代償で太ももと両ひざが大ダメージ。これまでに経験がない痛みが残り、思うように歩くことができなくなったのは言うまでもありません。この辺りがまだまだ未熟者。登山時のペース配分がよかっただけに反省しています。いずれにしても、目標を達成し全員無事に戻ることができたのは何より最高の結果。下山後、温泉に浸かったときの身体中に広がる解放感、その後の美味しいビールをいただいたときの充実感。正に「生きていてよかった」と感じた至福の時を過ごすことができました。

このような機会がなければ、富士山に登ることはなかったと思います。私の人生の中でも忘れられない貴重な経験をさせていただきました。大江社長、このような機会をいただいたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。困難なことでも目標に向かって一歩ずつ着実に進めること。これを実践していきます。次は10月のフルマラソン完走を目指して頑張ってみようと思います。

 

第22回大江電機富士登山について 社長室 小池毅至

今まで登山の経験もありませんし、興味もありませんでした。そして富士登山をかなり甘く見ていました。普段から運動を定期的にしているわけでもありませんし、不定期でやるゴルフの時もゴルフカートに多く乗ってしまいます。そんな私なので、事前に意識して多く歩いたりもしていませんでした。登山の準備は何もせず、トレッキングシューズすら買わず、スニーカーに中敷きを入れた靴で登りました。六合目の山小屋を過ぎた頃から、早くも疲労を感じる様になり、登れば登るだけ足場が悪くなり、勾配が急になり一歩一歩の足が思う様に進まなくなりだしました。新七合目を過ぎて、次の山小屋に着いた時に元祖七合目と山小屋を見た時には、また七合目なのと精神的にもダメージを受けました。

正直、八合目の山小屋到着時には体力の限界を迎えていました。高所恐怖症なので、登山中に振り返り景色を堪能する事もなく、携帯のカメラで撮った写真で見返す事ぐらいでした。その後は限界を超えている足腰でしたが、見えているけど近づかない山頂を目指し無我夢中の根性論だけで登りました。我ながらとよく頂上まで辿り着く事が出来たなと思います。登頂後の下山をしはじめた時、登りでは感じなかったひざの痛みを早々に感じ、本当に下山出来るのか不安になるほどでした。登りとは違い、下山は帰宅する為にする事と思うと精神的にも辛かったです。下りても下りても着かない五合目。下りれば下りるだけ多くの人とすれ違い登ってくる新たな登山者。数時間前の自分を見ている様に、この人たちはあと数時間登り続けるのかと見ていました。

今回の経験をして思った事は、富士山は綺麗で美しい山ではない、楽しい思い出になる登山ではありません。自分と向き合い、精神力を鍛える修練であると思います。自分が限界を超えた時にまわりの見渡せる状況であるか、追い込まれた時に自分自分になっていないかを問われたのかと思います。その気付きを与えて頂いた経験となりました。

 

第22回大江電機富士登山 RS事業部運用管理部 金鎮男

今回、富士登山に参加させて頂きました。私は登山に興味がないし、今まで登山に苦手でしたので不安と緊張しました。準備をしながら最近運動もしてないし、除隊後に1回も山を自分の足で登ったことがあんまりなかったですので、あんなに高い山を登れるか自信がありませんでした。五合目でバスから降り、諦めずに登ろうと決心しました。登り始まって以外に体は軽いし、登ることが楽しくなりました。朝になって富士の景色を見た瞬間、来てよかったと思い、普通に外国人としてわざと富士山観光じゃないと登る機会があるか?と思いました。もしかしたら今、自分が富士山を登っていることは自分の人生に二度とない大切な経験じゃないかと思いました。

元祖七合目に着いてそろそろ頭が重くなりました。呼吸も少し辛くなりました。でも、体は相変わらず軽くて自分が息をコントロールできるようになりました。これに私は驚いたし、喜びました。以前にはこういうな瞬間が来たらコントロールをする考えもせずにすぐ諦めたと思いましたので。

富士山は自分にとって意外に優しかったです。体と服に引っかかる障害物もないし、一歩一歩歩くたびに素敵な景色提供してくれました。登るときには普通に下だけ見ながら登りましたが、頭を上げれば辛さがなくなりました。そして疲れましたが、皆様と一緒に楽しく登れたことが嬉しかったです。富士登山をしなかったら社内の様々な方々とこんなに楽しいことがあるかと思いました。よく会えない方とも話す機会があったし、笑う機会がありましたので自分の記憶には強烈に残っているほどいい経験でした。一人で登ると途中に少しだけでも辛くなったらすぐ諦めたと思います。

富士山を登れたことは自分一人の力で登れたことだと思わないです。周りに皆さんが一緒にいて頂いたので、大変さも忘れて登れたと思います。先頭になってペースメーカーをして頂いた方から最後で皆の面倒を見て頂いた方まで、組として登らなかったら無理だと思いました。今回を基に個人、一人の力で無理矢理難関を切り抜けらずに皆様とチームとして難しいことがある時一緒に頑張りたいと思います。

 

第22回大江電機富士登山について RS事業部システム課 谷口朝都

今回、私は初めて登山というものに挑戦しました。山に登ること自体初めてで、まともな運動をするのも2,3年振りでした。しかし自分はどうせ簡単に登れるだろうと考えておりました。もちろん事前に運動するわけもなければ、体調を整えるために早寝早起きをするはずもありませんでした。服装も当日の自宅を出る、10分前に適当にリュックに詰め込みました。いざ山を登るとつらいというよりも面倒くさいなという気持ちが強かったです。全く、つらくもないし、せっかくの休みが潰れてしまったと思っていました。登山自体も正直単調で特別楽しいとか面白いとか思うことはありませんでした。頂上に到達しても正直見える角度が変わったくらいで、雲海の景色に関しては八合目と変わらないなと感じました。私は雲海よりも富士山の噴火口が見られたことの方が嬉しかったです。

しかし本当の試練は下山からでした。頂上に上って少し時間が経つとなんとなく頭が痛いなと感じるようになりました。その時はまだ体力的にも余裕があったため8合目くらいまでは楽に下山できましたが、その後、急に頭の痛みがひどくなり同時に吐き気も感じるようになりました。そして列の後についていくのがやっとの状態になりながらなんとか下山することができました。

私が今回の富士登山を経験した感じたことは、気持ちがのらないことでもしっかり取り組まなければいけないことが世の中にはたくさんあるということ。そして、その取り組む姿勢により結果的に周りを巻き込む可能性があるということです。自分の下山が遅くなることにより、先に下山している方達に迷惑をかけることになるし、列の最後をまとめてくださった阿南事業部長にもたくさんご迷惑をおかけしまいた。大変申し訳ございません。またありがとうございました。でも火山口の景色を見られたことや、みなさんと一緒に登れたこと、大人になってあんな体力的にしんどい思いをしたことは一生忘れないと思います。この度は貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

 

富士登山感想文 横浜第二営業所 水本樹

私にとって初めての登山がこの富士登山となりました。日本一の山に登ることができるんだというワクワクで当日のつらさなど、前日まで一度足りとも考えていませんでした。しかし、想像以上の足場の悪さ・急斜面、高山病による頭痛などで何度も諦めたくなりました。上を見上げた時に見える次の山小屋までの距離を思い出すと今でもゾッとします。なんだかんだ山頂にたどり着いたときは、達成感と嬉しさがこみ上げてきて物凄いパワーを貰った気がします。山頂から見た景色は一生忘れることのない思い出です。きつくても、最後までやり遂げる。私がスポーツをしていた頃のことを思い出しました。スポーツから離れ、忘れかけていたこの大切なことを、今一度肝に銘じ、これからの人生・仕事にも繋げていきたいなと感じます。

決して、1人では登ることのできない富士登山。今回一緒に登った皆さんがいたからリタイアせずに頑張ることが出来ました。ありがとうございました。そして、私たちに富士山を登る機会をくださった大江社長本当にありがとうございました。

 

「富士登山」 横浜第一営業所 勅使河原滉介

世間では華金と呼ばれる社会人のゴールデンタイムに大人たちがお酒のためではなく、富士山のために会社に集まりスタートした富士登山。

行く前はすごく嫌だと感じていた富士山が、いざバスに乗り込み現地へ向かうと多少の高揚感のある不思議な感覚で移動していた。バスから降りると早朝4時半、人がちらほら集まっているのを見て、「始まってしまう、やっと始まる」の両方の感覚があり若干の興奮状態にありました。山には不思議な力がありますね。

5合目から見る景色は下を見渡せば雲海、上を見上げると果てしない山道。歩き始めは非常に長く感じていたが、順調に歩みを進め多少の疲労感で登頂成功。剣ヶ峰にも挑戦し石碑と写真撮影。火口を生で見ることは人生で初めて、自然の壮大さと自分のちっぽけさを肌で感じられ登ったかいがあった。

ノーマークであった下山、雲の上の世界は暑いけど涼しいという非常に難しい気温で、登山初心者の私にとっては時間が経つにつれて脅威になっていた。頭痛と吐き気、疲労を伴う精神的な体力消耗を強いられる非常にきつい時間。そんな中すれ違う人に挨拶をするという余裕もなく、相手のアクションに対してのレスポンスという形でしかマナーを守れず。山を楽しみに登ってくる人に対して、つらそうな顔ではなく笑顔で見送ることが出来なかったところは、今の自分の弱さだと感じた。きついときに自分の世界から抜け出して、周りに好影響を与えられるような人物になっていければと、この富士登山を通して感じることが出来た。

現在の仕事の状況は非常に困難なことが多く、富士登山同様に弱音がたくさんでている。それでもきついときこそ前を向いて、ポジティブに頑張ろうと思った。辛いこともあればいいこともある。ピンチはチャンス。めげずに頑張ります。

最後に、このような機会をいただきありがとうございます。とても貴重な経験が出来ました。
無事みんなで登頂できたことはいい思い出です。

 

第22回やったぜ富士登山 産機事業部 阿南宏司

コロナ禍に晒され2年連続で開催見送りを余儀なくされましたが、この度3年ぶりの挑戦が実現しました。いつもより少し遅めの6月に“有志”を募り、15名のチャレンジャーが集まりました。16歳~5〇歳まで幅広い年齢層ですが、10~20代が約6割を占めています。今回も若手に翻弄されるパワフルな展開を予想していましたので、事前準備にも力が入りました。自分なりに心身のコンディションを作って本番を迎えられたと思いますが、チームにとって重要なのは当日の先導リーダーの仕事ぶりです。誰にしようか?考えた末に今回は那須野さんを指名する事にしました。FTCでの仕事では年々安定~信頼を積上げており、既に大きな存在感を示すキーマンです。当日いきなりの指名で面食らったと思いますが、スッと受け入れるあたりは度量を感じました。“先導”にあたり、いくつか助言はしましたが、終始チーム全体への配慮を欠かさず見事に役割を果たしてくれました。信頼されるリーダーへ向け、今後も成長を続けて欲しいと思います。

69期新入社員メンバーをはじめとした20代の若手社員メンバー、登りは皆元気に踏破されたとの印象ですが、下山時には明暗分かれましたね。勅使河原さん、曽我さんは高山病、熱中症のような症状に悩まされ最後まで苦労されていました。自身とも闘いながらじっと寄り添う谷口さんの姿も印象的でしたが、途方に暮れる?自分との闘いを最終的には自分自身で克服し、ゴール到達時の解放感を経験されたのは財産です。“富士山の下山に比べたら!”今後何かにぶつかったら、そう考えて乗越えて欲しいです。

一方、30代以上の“若手”とは言いにくいメンバーは予想以上に善戦されました。“先導”那須野さんを筆頭に臼井さん、中山さん、小池さん、浜谷さん みなさんしっかり山頂を制覇し、力強く下山をやり遂げました。登り途中で若干立ち止まるような場面はありましたが、例年通りAM5:00に登りスタートし、最終グループの山頂到達がAM10:50ですから実際はかなり順調なペースです。(登り約6時間ですが、7時間位掛かってもおかしくない!)体力の充実は気力の充実へ向けた必須条件ですが、皆さん自信持って頂いていいと思いますよ。中でも浜谷さんの余裕な感じは素敵でしたね。気構えの違いが現れているのでしょう。また、富士登山初体験の方が多い中、当方長男:春汰(16)は4回目の挑戦。直前には大山での“練習”にもつきあってもらいましたが、経験を重ねているうえ部活で日々鍛えている事もあり、体力、気力はみなぎってます。頼もしさをも感じる登山ぶりに成長を感じると共に、“負けられんねえな!” 気合を入れて頂きました。

何はともあれ、全員が無事苦難を乗り越え富士山を制覇された事が大きな成果です。ご自身の成功体験ですので、厳しい現実を目の当たりにした時、諦めかけた時に思い出して下さい。いい時もあればそうでない時も、途中休憩入れながらでも前進を続ければ必ずゴールに到達しますので!共に乗り越えて頂きました皆さん改めて感謝申し上げます。

追伸:深夜にバス5合目到着時、夜空を見上げたらプラネタリウムみたい!絶景でした。

 

山場を越えて 阿南春汰

私にとっては今回で4度目となる富士登山。私は今まで、2017、18、19年と3年続けての挑戦をしてきました。それから長い時間を経て、3年ぶりに再び日本の最高峰へと足を踏み入れることになりました。この空白の3年間、それは新型コロナウイルスによって作りだされたものです。未知のウイルスによって3年の間道を閉ざされてきましたが、その山場を越えた上で臨んだ富士山という山には想像を超える厳しさが待っていました。

3年の成長をした私を待っていたのは、薄い酸素と足首を痛めつける細かい土砂でした。それに加えて私には3度登ったことがある経験による慢心がありました。結果として、今回は何よりその慢心に苦しめられることになりました。そんな中私が富士山を登頂できたのは何より一緒に登った社員の皆さんと”友人たち“のおかげでした。社員の皆さんは初対面であるにも関わらず、常に私に気を配ってくれていました。そして私と比較的年齢の近い方々は私のことを「もう友達だ」と仰ってくれて、精神的な面でかなり救われることになりました。普段の学校生活では感じることのできない社会人同士の会話の中に交わらせて頂くことで、私は、富士山に登る度に自分の人間としての成長を感じます。

今回で4度目の富士登山となった私ですが、小学6年生で初めて登頂してからはや5年。今や高校2年生で来年には大学受験を控えています。大人に近づいていくことをひしひしと感じている時期ですが、そんな時期にこのような貴重な体験をさせて頂き、父にはとても感謝しています。そして共にこの山場を乗り越えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

富士登山における感想 株式会社バンテック 大山康太

まず、始めに外部の社員である私の参加を快諾頂き、ありがとうございました。

今回、富士登山に参加をさせていただきました目的として、まず一度は富士山を登山してみたいという気持ち、新天地でお仕事をさせていただくうえで今一度、これを機にさらに身を入れて仕事に取り組むため、また登山をするメンバーと交流を行えればと思い、参加させていただきました。

今回初めて富士山に登るにあたり、本当に登り切れるのだろうか、コロナの自宅療養が終わり1週間後の参加だったため体力に関して正直自信がなかった部分がありました。もしかしたら、途中で棄権するかもしれないな、ただどことなく自分のペースで登れば何とかなるだろう。のぼる前から諦めても仕方がない、他のメンバーに迷惑をかけない程度に挑戦してダメだったら仕方がないという気持ちで参加させていただきました。

道中は中盤から先頭と離れ足を止め、自分のペースで登る場面がかなり増えましたが、メンバーからの声かけのおかげで焦らずに登ることが出来ました。それまで私の認識では登山は自分自身との精神的な戦いと考えていたところがありましたが、実際は一緒のメンバーと同じ目的を目指し、周りを見て声を掛け合い、周囲を気にかけることで団結力が生まれるのではないかと感じました。

登山が終わったその日は疲労感で考え等がまとまりませんでしたが、登山から数日が立ち疲労感も抜け、いろいろな考えがまとまりました、食事会ではまともな感想を述べることが出来ずに少々悔いが残る部分となってしまいましたがそれを含めても貴重な経験をさせていただきました。この経験を自分の糧にさせていただきます。ありがとうございました。